ひもQ

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    飛んでけ僕の君
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      あの日、我輩は自棄ににゃってたにゃ。何故だったかにゃ、もう理由や原因は明確に思い出せにゃいにゃ。ただただ虚しく、ただただ悲しかったにゃ。にゃもかも全て破壊したかったのにゃ。引っ繰り返して掻き混ぜて、二度と元の形には直せにゃいようにしたかったのにゃ。そうしたら、全部一からやりにゃおすことが出来るかにゃ、と、本当に本気で考えていたのにゃ。あの頃、我輩は嘘だったにゃ。真っ白で純粋で上品で真面目で誠実で優しくて頼れる優等生。誰にゃそれ?我輩だそうにゃ。人の期待する偽物の我輩にゃ。

      馬鹿馬鹿しいにゃー。馬鹿馬鹿しいにゃー。馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー馬鹿馬鹿しいにゃー死ねばいいにゃ死ねばいいのにゃ死ねばいいのににゃ。我輩が、にゃ。


      目の前に父の煙草が在ったにゃ。あぁ、この間生徒会で話し合った議題のひとつに、校内トイレ喫煙の話題もあったにゃー。

      …好きに、させてあげればいいのにゃ。そう思ったにゃ。吸いたければ吸えばいいのにゃ。どうせ法律にゃんて、在って、にゃいような物にゃんだから。にゃんで問題にするのにゃ。黙認しとけにゃ、本当はあんたらにだって身に覚えはあるはずにゃ。あぁ、校内だからかにゃ。火事、学校の評判や信頼の失墜、その他諸々のためにゃんだろうにゃ。

      じゃあ、校内じゃにゃければ?

      我輩は手を伸ばし、煙草を一本手に取ったにゃ。ライターで火を点けたにゃ。煙草の先端は赤く光り、白い煙が出始めたにゃ。我輩は、父がいつもどうやって吸っているかを思い出したにゃ。思い出しにゃがら、実行に移したにゃ。

      案の定、大きくむせ込んだにゃ。涙目ににゃったにゃ。だけど吸ったにゃ。頭がぼんやりしたにゃ。それでも吸ったにゃ。学校の生徒喫煙者達は馬鹿にゃ。見つかるから悪いんにゃ。明るみに出るからいけにゃいのにゃ。明るみに出なきゃいいにゃ。完全犯罪者ににゃった、つもり。ねぇ、馬鹿だにゃ。喫煙は止めましょうだにゃんて、全校集会でステージ立ってマイク持って呼び掛けてる人間も、所詮こんなにゃ。あぁ、にゃんて下らにゃい。にゃんて、馬鹿馬鹿しい世界。

      ふらつく頭で我輩は考えたにゃ。騙すにゃらば、嘘で固めるにゃら、完全犯罪を貫いてやるのにゃ。真っ白で純粋で上品で真面目で誠実で優しくて頼れる優等生の我輩は、そうじゃにゃい我輩を殺す。にゃんかいでも殺す。もう、それでいいのにゃ。それで丸く収まればいいのにゃ。完全犯罪を、完全犯罪を。頭は煙を吸って、どんどん馬鹿ににゃる。もう、それで、いいのにゃ。

      そして月日は経ち、我輩は県内公立進学校の最難関学科に推薦合格し、卒業式で代表答辞を読み、教師に誇られ惜しまれ、友達の感動の涙を買ったにゃ。偽物は笑ったにゃ。泣かずの卒業だったにゃ。どうせ高校も、下らにゃい日々ににゃるんだろうにゃ。下らにゃい人間には、お似合いの日々ににゃるんだろうにゃ。下らにゃい一生を送りにゃがら、殺害を繰り返すのにゃ。嘘は何時の間にか本物の顔して、平然とそこに在るようににゃるだろうにゃ。もうどうでもいいにゃ。もう、にゃんでもいいと、笑う十五歳初春。外す赤いネクタイ。笑う十五歳初春。千切る祝いの花。笑う十五歳初春。さようにゃらの鐘の音。


      そしてまた月日は経ちまくり、十八歳の我輩@中学の同窓会。開口一番、変わったにゃ、と言われたにゃ。これまぁびっくりにゃ、多分犯人は高校生ににゃって出会った人たちにゃんだろう、偽物はいつの間にか殺されていたらしいにゃ。死んでたことすら気付かずに過ごしてたにゃ。弔いをする気はにゃいけど、頑張ったにゃ、とだけは言ってやりたいにゃーと、あの日とは違う笑顔で答えにゃがら思ったにゃ。あぁ、もっと早くにこうしてれば、もっと素敵だったかにゃ。もっと楽しかっただろうにゃ。我輩も十分馬鹿だったのにゃ。今からでも、まだ間に合うかにゃ。我輩は、受け入れてもらえるかにゃ。偽物じゃにゃくていいのかにゃ。土留め色で計算だらけで下品で不真面目で嘘吐きで勝手で頼り無い大馬鹿だとしても構わんのかにゃ。びっくりするにゃ。答えは意外と簡単に出たにゃ。こんなに簡単ににゃー。人生、にゃにが起こるかわからんもんだにゃー。



      …という旨のことを、目の前で煙草吸ってる学ラン男子を見にゃがら思い出したにゃ。こら!明るみに出しちゃ駄目にゃ!完全犯罪者ににゃったつもりでいにゃさーい!!
      | ただの文 | 00:38 | comments(7) | trackbacks(0) |
      アパート玄関すれ違い
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        もさ

        もじゃもじゃ頭で不精髭、が似合う人って格好良いですね。渋い。渋い!渋い!!葛根湯苦い!!チョコレート甘い!!インドカレー辛い!!まろやか豆腐!!お酢しょっぱおー!!!
        | 絵付き文 | 16:05 | comments(4) | trackbacks(0) |
        先咲く桜の先っぽ革命
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          さくらんという映画を観ました。土屋アンナさんや菅野美穂さんといった出演人に加え、監督に蜷川実花さん、音楽に椎名林檎さん、原作は安野モヨコさんと、大好きな女性アーティスト揃い踏みで、真剣に鼻血が出そうでした。贅沢な映画です本当。江國香織さんといわさきちひろさんの絵本以来の贅沢だ。自分の手で何かを表現する人間同士としても、同じ女としても、とても憧れます。

          結局原作は読まないまま観に行ったのですが、かえって良かったかもしれませんね。純粋に作品を楽しむことが出来ました。原作を読むと、どうしてもそちらに対する思い入れが強くなってしまって、もっとここはこうして欲しかっただとかいう不満が少なからず生まれてきてしまいます。原作がすきであれば尚更の話です。

          物語についてはあんまり細かく書きませんが、蜷川さんらしい色鮮やかな画面と椎名林檎さんの音楽には、ただただ見惚れ聞き惚れてしまいました。元々ファンだったんですが、この映画を通して改めて魅力を再確認出来たと思います。映画館で観れて本当に幸せだったと思います。鳥肌が立ちました。

          あと、思ったこと。ちょっとネタバレになるかもしれないしあたし自身も大変気持ち悪い仕上がりになっておりますので、嫌な方はスルーどうぞ↓


          吉原を舞台にしたお話なので、どうしても性描写が作品内に出てくるんですが、あれって結構過激やったのに12禁でいいんかい。せめて15禁やないんかな。だって舐めよったり観察しよったり喘ぎまくったり乳首とかおっぱいがズババババーって映ったり色々しよったのに。でも今なー性の低年齢化だ何だっていう話ですもんな。時代は変わっちゅうがやなぁ。しみじみ。あと、花魁の人って髪の毛すごいボーンて結ってるじゃないですか。あれだと正常位難しそうだ。かんざし刺さりますて。お腰がくがくーかんざしぐさぐさー。痛い!!!そのせいかバックだの騎乗位だの座位だのが多かった気がします。頭はきちんと結ってるのに裸なのって、何か、ちぐはぐな感じがするような。男の人ってそれ見て萎えたりせんのかしら。せんか。まぁでも、やっぱり着物は着崩しちゅうぐらいが一番色っぽいんじゃないか。全部脱がせちゃ駄目だろうよ。でも裸で抱き合ったりくっついたりすると溶けそうなぐらい気持ちがいいってどっかの漫画家が言いよったな。しっかし本当遊郭の女の人って強い。将来の勉強に…ならない。とてもああなれる気がしない。


          やー。でも良かったなぁ。さくらん関係の絵ー描きたいです。おわり
          | ただの文 | 02:08 | comments(14) | trackbacks(0) |
          妹の名言
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             「お弁当袋にパンツ入れていい?」

            | はてなログ | 02:41 | comments(0) | - |
            物好きよ己を嘲笑せよ
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              この土地から暫しエスケープすべく、似合わぬリボンの揺れる黒いパンプスに押し込んだ両足を駆使し、およそ女とは思えないような足取りで、私は大阪梅田駅を闊歩しておりました。相変わらず人間で溢れ返る都会地下街。その広さゆえ私は道に迷います。しかし周囲に決して迷子だと悟られぬよう真顔を維持し、記憶と景色を照らし合わせ見付けた親切な看板を目印に目指すJR桜橋口。方向を示す矢印すら理解しきれない自分の阿呆面は、生涯の内緒でございます。携帯電話で時間を確認しながら、思ったより余裕があると安心し、少し歩む速度を緩めた私の真横に突如現われた人間の気配。

              「ねぇねぇ、どっか行くの?」

              私は仰天し、身体はただ一度ながらも明らかにびくりと跳ね上がります。少し可笑しな声が漏れたかも知れません。元来不意打ちの類がとてもとても苦手であり恐怖である私でございます。故郷の地に足を踏み入れるまでは他人と会話をせぬことが、本日の予定でありました。想定外の展開に驚きおののきながらも、私は気配の正体を見極めるべく利き手方向に視線をを向けます。

              「独り?一緒に遊ばない?」

              男は、迷子の私に負けず劣らずの阿呆面だったと言えましょう。決して大きくはない目を私に向け、被った帽子の唾を少し直しながら、男は返事を待っているようでございます。左耳にかかる髪の色が、とても下品に見えました。

              「…はい?」

              私は男の言葉を脳内反芻しつつ、しかしもしかすれば私の聞き違いであるという可能性も否めぬと思い、取り敢えずながらも聞き返しました。

              「今から暇なら、一緒に遊びません?」

              軟派。私はみるみる不信感及び不快感丸出し顔になり、即座に用事があるので無理ですという旨を伝えました。そもそも私の荷物を見てみなさい、手荷物に加え修学旅行生のようなショルダーバッグに土産袋二つ。こんな大荷物を抱えた人間が、これから暇だと言いながら一日このような忙しい界隈をふらつくとでも思っているのでしょうか。脳みそ消毒しろ馬鹿

              「ていうかすごい荷物だよね、持とうか?」

              一応荷物は見てた!!私はあまりのことに吹き出しそうになるのを堪えながらも男の申し出を断り、歩調を再び早めます。それでも消えぬ右横の男の気配。粘着質な下心に、私は至上最強の苛立ちを覚えました。

              「ね、じゃあ、連絡先教えてよ」
              「嫌です」
              「名前だけでもいいから」
              「嫌です」
              「あだ名は!?あだ名!」
              「言いません!!」

              今思えば、何故各質問に対し回答をわざわざ返していたのでしょうか。全て無視しておけば良かったものだったでしょうに。私の甘さのために男の粘りをねじ切れないまま、目的地は刻々と近付いてきます。非常にまずい。このままでは足を止めざるを得ない状況に陥ってしまう。そう感じ始めた私を尻目に、男はついにこんな言葉を口にしました。

              「君が行くところにさ、よかったら着いてってもいい?」

              「やめろハゲー!!!!!!!」








              私の声がそれなりの音量を以て騒ついた駅の通路に響くと同時に男の足取りが突然止まったのであの帽子は多分ハゲ隠しだと思うんですが、帽子被ったら蒸れるから余計ハゲるがやないがかなぁと思いながら高速バス再後尾席右端の私。高知に帰っています。
              | ただの文 | 12:21 | comments(10) | trackbacks(0) |
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