あき、元気?
もうマッチョが通ると顔が赤くなるクセは治りましたか?一人で「ちがうの!」と言っていたあきをなつかしく思います。
泣きじゃくるあきが「好きだけど寂しいから別れる」と言って自分から連絡を断ったあの日から、もう6年が経ったんだね。月日が流れるのは早いものです。
手紙を書いたのは、とくに用事があるわけではないんです。ただふと思い出して懐かしかったので、思いつくままに手紙に書こうと思って。ふふ。驚いたかな?
今さらだけど、おれはあまりあきのことを分かってあげられなかったなぁと思っています。寂しがりだったあきに「寂しさは気の持ちようだ」と言って冷たく突き放していたし、「もっと強くないと疲れる」とよく言っていた記憶があります(でも強い女は嫌いなんだけど…苦笑)。本当はおれも自分に余裕がなかっただけで、弱いところも好きでした。
そういえばあきにとって、おれが最初の彼氏でしたね。だからか、最初のころのあきは、かなり猫をかぶっていたように思います。最初のころは、少なくとも「ねぇねぇ、のどぼとけ触らせて♪」などと言えなかったはず。今では勝手に触るぐらいになっているんでしょうね。
付き合ったばかりのころのあきを思い出すと、不安だったのか「別れたら罰金10万円ってことにしよう。だって別れないでしょ?」などと言っていましたね。プレッシャーに負けて「うん」と言ってしまったのを覚えています。10万円どこに振り込めばいいですか?
総括するなら、あきと付き合えたことは、とても感謝しています。多少重苦しいところもあったけど、期待されているし愛されているなぁと感じられました。どうもありがとう。
いろいろ書いたけど、おれはあきのことがそれでも好きでした。これからもあきらしくいられるよう、それと、そろそろゴキブリを素手で殺すのはやめて(笑)、幸せをふりまいてください。
またいつか会いましょう。では。
P.S. 貸していたスラムダンク全巻、売ったって本当ですか?
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初恋の人からの手紙
スラムダンク読みたいです^q^