ひもQ

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    メタモルフォーゼッ!!
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      車も運転出来ない、自転車も無い。町の中に張る蜘蛛の巣の上をぬるぬると這う夏。フットワークの重たい、22歳の夏。首筋をとめどなく汗の粒が滑り落ちてくすぐったい。お腹が痛い。眠たい。色んなことに文句をつけながら歩いていたらスニーカーの中敷きが剥がれてどうしようもないモードです。夏。生ハムとチーズ。白ワイン。夏。

      明日から8月ですよ!とりあえず1ヶ月は頑張るぞ〜と意気込んだ毎日更新ですが、最後1週間とかやる気の欠片も感じられませんでしたね!!!我ながら笑ったわ。年々夏はあかんくなる。今日の夜、いかにも連日一生懸命投稿してましたよ〜という工作活動をしこしこ行います。こんなあたしですがこれからもよろちくび(全てを使い古されたギャグのせいにして笑顔)。
      | ただの文 | 17:40 | comments(0) | - |
      浴衣の時くらい鼻ほじんのやめれ
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        やあ貴様ら!毎日更新するとか言いつつかなりのブランクが空いてしまってもまだ読んでくださっている方々を貴様と呼び切ってしまうようなクレイジー乳垂れ女ことあきちゃんのお通りですよ!いやいや。いやいやいや。ここ数日、嬉しいこと「嬉しいこと!」楽しいこと「楽しいこと!」つらいこと「つらいこと!」みんな「みんな!」

        「「「「「僕たち」」」」」
        「「「「「わたしたちの」」」」」
        「「「「「「「「「「大切な思い出です」」」」」」」」」」

        ってな具合で色々あったような感じですので休日にでもまとめて更新しますよ。日付を誤魔化して更新しますよ。くすくす。現在、1日の休暇のみを挟んで6連勤2セットという殺人シフトをこなしておるのですよ。ぼくお金欲しくて必死ですねん。許してほしいんですねん。たのんますねん。立ちっぱなしだと足がどうよりもまずあばら骨痛くなりません?え?あたしだけ?

        今日は大変忙しく、出勤早々チェックインチェックアウトの入れ代わり立ち代わり、お祭り騒ぎにもほどがあるわ!ってな感じで勤務開始10分でゲー吐きそうでした。そんな中、先輩がおもむろに呟いた言葉に大変ほのぼのしたので書き留めておきたいと思います。

        「はぁ〜…ほんまあきちゃん一緒にカウンターいてくれたら安心するわ…」
        「ははは、何ですか急に」
        「だぁって、店長とかやと忙しかったら場の空気ピリピリするねんもん…怖いねん…あきちゃんやったらほのぼのする…」

        こっちがほのぼのするわ!!ちなみにこの先輩はいわゆるヴィジュアル系というやつが好きで、耳にごっついピアス穴が空いていて見た目こわっ!となる人なんですが、喋ってみたらまー優しい人なんですわ。はい余計ほのぼのするわ!!いくらでも隣立ちますやん!!と思いました。楽しかったです。
        | ただの文 | 23:45 | comments(0) | - |
        ガンガンいこうぜ
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          脳天煮え繰り返るくらい暑いよー。と言いつつ風があったら夜は涼しいですね。ただし昼間、テメーは駄目だ

          夏と言えば海で山で川でキャンキャンハフハフってなもんですが、今年はどこにも行く予定がありません。まあ去年も行ってないですけどね。あれ…?一昨年、も…?ウォータースライダーが大好きなんですよあたし!!というか絶叫マシーンが大好き!!ジェットコースター、フリーフォール辺りに乗せとけばとりあえず機嫌が超絶いいです!!ずっと!!わろてまっせ!!わろとけわろとけ!!HAHAHAHAHA!!アメリカン・ドリーム!!

          背中に出来た正体不明のコブをギュ〜っと押したら○○○が×××って△※〆♀¥◎♪。あきですこんばんは。こないだバイト先の飲み会で、ものすごいペースでアルコールを消費する先輩ふたりを「すごいですね〜」などと言いながらパスタをすすっていたら「いやいやあんたも十分飲んでるやん」「にこにこしながらちゃっかりトップ3にランクインしてるやん」と他の皆様に突っ込まれました。まああたしとかどこまでも中途半端な位置に生きていて何事に関してもトップに立つこたぁ出来ない人間なのです。誰にとってのナンバーワンにもなれない糞みたいな存在ですし本当何で生きてんだろうか不思議だよね。なんてなんてなーんてー!!(数年前のホリケンの使い捨てギャグ)卑屈なハートは仕様です。気にすると脇毛が濃くなりまっせ!!わろとけわろとけ!!HAHAHAHAHA!!メキシカン・ドリーム!!
          | ただの文 | 23:43 | comments(2) | - |
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            どこかの体育館。バドミントン部の練習試合にて、知らない学校の男子と対戦。各校からシャトルを持ち寄るのだが、相手側が持ってきたシャトルは、なぜかコルクの部分が「コースターかよ」と思うほどにぺちゃんこ。こんなシャトルで試合出来るわけないやん!と思いきや他のコートでは皆普通に戦っている。対戦相手の眼鏡男は「どうした?怖いのか?」と言わんばかりの不敵な笑み。はらわたが煮え繰り返るも、妙なシャトルは当然妙な方向にばかり飛んでゆく。1セット目は惨敗。顧問がやってきて言う。「あき、俺もさっきあのシャトル借りて打ってみた。あれな、狙いとは正反対の方向に打ったら狙い通りの方向に飛ぶ。何故か」とアドバイスをくれる。は?!と思いつつ、2セット目の1発目、試しに相手の右後ろに飛ばしたいところを、左前にカットするフォームで打ち返す。すると何故かシャトルはまるでハイクリアを打ったかのように大きく空中に弧を描き、相手コートの右角にジャストミート!!「何だこれ」と思いながらも2セット目3セット
            目はラブゲーム、圧勝、ありがとうございました…。腑に落ちないながらも握手で穏便に終了。ダウン中の私の傍に北村一輝みたいな男がやってくる。「さっきの試合、見てたよ。きみ…いいね」そんな台詞を口走りながら私の手を握ってこようとするので「触んな気持ち悪い!!」と怒鳴り付けたところで目が覚めた。ものすごい脂汗だった。
            | 夢日記 | 11:39 | comments(0) | - |
            肌の白きは108 難隠す?やっけ?
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              ちょっとこれ暑すぎないか?!日中の日射しアレもう暴力だろ!同じフレーズ毎年言ってる気がするけど!何回でも言わせて!夏の太陽、暴力的すぎ!!

              一生懸命日焼け止めを塗りたくっていると、「あたし何でこんな必死ながやろう…」とフと我に返る瞬間があります。しかし、すぐに忌まわしい過去を思い出して「いやいや今あたしがやってることは全て正しい」と自信を取り戻すのです。そう、あれは17歳の夏。部活中はもはや日焼け対策とか全くしておらず、ブラックチョコレートばりの黒さを誇っていたため、その気持ちのままでカンカン照りの遊泳施設に泳ぎに行った日のこと。波打つプールが楽しくて、ほぼ1日中そこでぼーっと浮かんでたら全身にえげつなさ満タンの日焼けをし、あまりの痛みにシャワーを浴びては泣き洋服を着ては泣き寝転がっては泣き、という地獄を見たのであります。誰も私に触るでない!!みたいな、ある種の侍みたいな鋭い敵意を以て世界を呪ったものです。そう、あれから私は日焼け止めを欠かさず塗るようになったのだ。あんな思いはもう二度としたくない。絶対にしたくない。1億円くれたらまあ、やってあげないこともない…
              | ただの文 | 16:36 | comments(0) | - |
              凪さんの思い出
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                美容院が嫌いだった。中学入学辺りまでは父の知り合いのおっちゃんが経営している床屋で髪を切ってもらっており、ついでに顔の毛剃りをしてもらってはくすぐってぇよーとけらけら笑っていたが、もうあきちゃんもお年頃、おんちゃんのとこ来続けよったらオッサンみたいな女の子になってしまうでえ、と笑われ、私はいわゆる「美容院」と呼ばれる所に髪の毛を切りに行くようになった(そしておんちゃんの忠告むなしく私は何故かオッサンのような女に成長した) (こんなはずでは…)

                しかし、美容院。最初にどの美容院に行ったかは覚えていないが、何やら居心地が悪く、もじもじとした感覚はいつまで経っても消えなかった。毛剃りしてくれんし。えっシャンプーコーナーが別にあんの?みたいな。おんちゃんの床屋は席の前にある鏡の下がパカッて開いて、そこに椅子座ったままうつ伏せに頭突っ込んでビシャビシャ洗ってたんですけどみたいな。おんちゃんは切り終わったら毎回コアラのマーチくれたんですけどお前らくれないんですねみたいな。何か雑誌を膝に乗せてくるんですね、おんちゃんは「小学生どうぜー!楽しいかえー!ボーイフレンドは出来たかえー!」という内容で軽く2時間おもしろトークを披露してくれましたけどみたいな。そんなこんなで私は美容院の雰囲気になかなか馴染めないまま中学を卒業した。

                義務教育を地元の町立校で終え、私は市内の県立高校に通うようになった。当然活動範囲は広まり、友達と自転車を1時間でも2時間でもガンガン漕いで中心街に赴く回数も増えた。そんなある日、部活の友達・こんちゃんが言った。「ねえあき、あたしが行きゆう美容院で髪切ってみん?半額になる割引券あげるき一緒に行こうや!」

                半額。ヒトという生き物は悲しいほどにこの言葉に弱い。私は二つ返事でイエスと返した。半額でカット2000円ほどだっただろうか。ありがたやありがた や…。部活に明け暮れアルバイトもせず、毎回髪を切るときは「お母様、髪の毛を切りとうございます」とカット代を乞うていた私だ。少しでも安い方が孝行というものである。そんなこんなで私はこんちゃんに連れられ、その美容院に行った。

                「いらっしゃいませー、本日担当させていただきます、水沢凪と申します」

                初めての美容院ならではの緊張感でコキンコキンになり、斜め向かいに座るこんちゃんに何も起きていないにも関わらず「助けて〜」という熱い視線を送っては 無視されていた私の元へやってきたのは、明るい茶髪をお団子頭にした、色白で可愛い女の人だった。名前は水沢凪さん。凪って呼んでくれていいですよ、とのことだった。「は、よろしくお願い、します、はい」と 解けないガチガチを抱いたまま返事をする。

                「こんちゃんのお友達ながでね?」
                「あっはい」
                「噂は聞いちゅうでー、何か面白い子連れてきてくれるって言うき楽しみにしちょったがちや!」

                何という高ハードル!私は恐れおののきつつ、「よろしくお願いします」ともう1度返した。

                「今日はどうしますか?どんな感じにしたい?」
                「うぇー…それが決めてなくって…」
                「伸ばしゆう?今」
                「いやー特には…」

                固くて多い私の髪を触りながら、凪さんは言った。

                「…ベリーショートにしてみる気とか、無い?」

                当時私はモッサリすること正にヘルメットの如し、という感じでかなり芋々しい髪型だった。確か3〜4ヶ月ほど放置しっぱなしだったと思う。凪さんの言うベリーショートなど過去1度も挑戦したことは無かった。冒険して痛い目に遭うのは嫌だったのだ。若いのに保守的である。

                「ベ…ベリーショート」
                「うん。むっちゃ短くするやつ」
                「…と言いますと…」
                「こんぐらいかなあ」

                凪さんが見せてきたヘアカタログでは、その辺の男子より短い髪の女の人が笑っていた。短い前髪、ワックスでくしゅくしゅに散らしたベリーショート…

                「こっ…んなん、似合いますかね?」
                「絶対似合う!保証する!」
                「こんなに短くしたことないんですけど…」
                「しっかりした髪質しちゅうき、ワックスでハードに動かしたら絶対かっこえいで!」
                「ワックス…使ったことないんです…」
                「えいの紹介しちゃおき!」

                未体験の髪型に困惑しつつ、意外と押しの強い凪さんに圧倒され、じゃあ、やってみようかな…と口にした後はとても早かった。

                「雑誌読む?」
                「あ、いや、何か髪切ってる間に何か読むの苦手で…」
                「じゃあ思う存分喋れるねえ、うふふ」

                そして私たちは色んな話をした。誕生日はいつだとか、どこに住んでるとか、兄弟姉妹はいるかとか、クラスが部活が家がああでこうでそうで、という他愛もない話に花を咲かせる間、凪さんの鮮やかな手付きによって、私のそこここの髪が次々に長さを失ってゆく。1時間ほど経っただろうか。気付くと、見たこともな い自分の姿が目の前の鏡に映っていた。

                「やー!何?!あきめっちゃえいやん!」
                「…す、すごい、こんなんしたの初めて…」

                カットを終えた私を見てこんちゃんが目を丸くしていたが、一番驚いていたのは多分私自身だろう。なぎさんは得意げに「言うたやん、似合うって」と笑った。 そして、銀色のケースに入ったワックスを取出し、「これがおすすめ」と言って私の髪をくしゅくしゅとセットする。林檎のような甘い香りがした。

                「えいわ!いやーえい仕事した!あたし!」
                「うわー、うわー、何かすごい、びっくりしました」
                「ストリートスナップに載っちゅう人みたいやお?うふふー」
                「言い過ぎです!」

                こうして劇的な変貌を遂げて以来、私は髪を切るときは必ず凪さんに頼むようになった。美容院で美容師さんを指名するなんて小生意気なことをしたのは生まれて初めてだった。凪さんが切ってくれた髪型は周囲からの評判も良く、短い前髪は部内でも大流行し、女バド=前髪短い、という公式が定着するほどだった。

                私は凪さんがとても好きだった。凪さんの笑顔が、とてもとても好きだった。「あきちゃーん!いらっしゃい!」と出迎えてくれる笑顔、「高校のときの校長先生が毛深くてねえ」と面白そうに話してくれる時の笑顔、「他の子はなかなかやらせてくれんがよー!」と言いながら私の前髪をアシンメトリーにざくざく切っていった時の笑顔、「今月のほっとこうち(高知の情報誌)買いましたよー、ものすごい大きく載ってましたね凪さん!」とからかい気味に言ったときの「やめてやめてー、あれほんま恥ずかしいがやき!はよう今月終わって新しいほっとこうち出ろって思う!」と叫んで照れた笑顔…。凪さん以外の人に髪の毛を切ってもらう感覚を、もうすっかり忘れてしまうくらいだった。これから先、高校を出てもずっと自分は凪さんに髪を切ってもらうんだろうと、疑いも無く思っていた。

                そんなある日、母が地元の新聞の記事を見て言った。

                「あき、あんたが行きゆう美容院あるビル、なくなるみたいで」

                凪さんの美容室は、小さな複合ビルの中にあった。商店街のアーケード沿いで、中心街なので人通りも多く、県内では数少ない映画館も入ったビルだった。そんな建物が無くなるなんて発想が無かった私は心底驚いた。どうやら、新しく出来るジャスコの中に大きな映画館が出来、そこで全ての映画をまとめて上映するため、その映画館は取り壊すことになったという。それに伴うビルの閉鎖だ。

                うろたえる私に母は「まさかビルなくなってはいさよなら、なんてことは無いろう。どっか移転するがやない?」と慰めの言葉をかけてくれた。なるほどと思い、その後髪を切りに行ったときに凪さんにその話をしたら、凪さんは苦笑いを浮かべながらこう言った。

                「なんかねー、移転とかはせんがやって…ここにおる人らはみんなバラバラに姉妹店とかに行くみたい」
                「えー!凪さんどこ行くか決まってるんですか?」
                「わからん…もしかしたら県外かもしれん」
                「えー!!」
                「ありがたいことにね、色んな店から声かけてもらいゆうがちや」
                「そう、なんですか…」
                「でも、もしかしたらこれを機に、結婚っていう話も…」
                「あ、そうなんですか?!」
                「や、まだわからん!…まだ、わからんがやけどね」

                そう言って凪さんはまた困ったように笑った。正直に言うと、すごくショックな話だった。凪さんはいつまでも高知にいるし、いつまでも美容師さんでいてくれるという、根拠は全く無い、自分の希望だけを混ぜ込んだだけの願望があったのだ。17歳の私。子どもの私。凪さんはきっとすごく困ったと思う。

                「まあ、どこの店に行くか決まったら、ハガキもちゃんと送るきね」
                「よろしく頼みますよー」
                「…でも、ほんま、あきちゃんが来れる範囲のところがいいなあ。あきちゃんと喋るのも、髪切るのも、楽しくて大好き」

                私は不意に泣きそうになるのを堪えながら、私もですよ、と答えた。その日のカットも、素敵な仕上がりだった。

                それから7月がやってきて、私は夏休み前に部活を引退した。もうちゃらちゃらした髪してもえいがやーん!とはしゃいで、お年玉貯金を崩し、こんちゃんとふたりでパーマをかけることにした。初パーマ!凪さんびっくりするかな?と思いながら、いつものように予約の電話を入れた。

                「ご指名はおありですか?」
                「えーと、水沢さんにお願いしたいんですけど、大丈夫ですか?」
                「申し訳ございません、水沢は現在、東京に出張中でして…」
                「…あ、そうなんですか」

                急な決定だったと言う。ちょうど私が前回髪を切ってもらったすぐ後くらいから、東京の提携サロンに長期出張、とのことだった。初めてのパーマ、見てもらいたかったのになあ。凪さんが帰ってくるまで待とうかとも思ったが、こんちゃんの都合もあるし、わがままはやめておこう。そうして、私は凪さんのいない美容室で生まれて初めてのパーマをかけた。「あき、意外と似合うやん」「意外とって何よ!」というやりとりを笑いながらしつつも、何となく、心は晴れなかった。髪型を変えたのに、凪さんに見てもらえないなんて寂しかった。早く帰ってくればいいのに。くるくるの頭、見てもらいたかったなあ…。

                そんな私の気持ちとは裏腹に、生活圏の違う凪さんとは会えない日々が続き、あっという間にビルの閉鎖の日がやってきた。最終日、凪さんに会いに行こうかと思ったが、いなかったら悲しいし、いたらいたで迷惑だったらどうしよう?鬱陶しいかな?こんな時に限ってネガティブな考えばかりが頭を満たし、結局行けずに終わってしまった。

                ビル閉鎖1週間。ハガキは来ない。1ヶ月。ハガキは来ない。半年。ハガキは来ない。

                私は、凪さんの電話番号も、メールアドレスも知らなかった。

                あれから6年ほどの月日が流れた。私は、あの頃の凪さんの年齢に追いついている。凪さんはいま何をしているんだろう?美容師の仕事は続けているだろうか。もう結婚したのかな。高知にいる?何もわからない。あの日から、私の中の凪さんの記憶は止まったままになっている。私の髪を切るのを、楽しいと言ってくれた凪さんの伏せた睫毛。髪を触る細い指、綺麗な爪。今も元気に笑っているだろうか。見た目と中身が噛み合ってないと言われては、うるさーい、と、ケタケタ笑っているのかな。

                凪さんに見つけてもらった私の定番の髪型は、22歳になった今でもきっちりと根付いている。どんな風にヘアスタイルを変えても、この形に戻ってくる。一番眼鏡が似合うし、一番楽だし、一番落ち着く髪形ですよ、凪さん。

                凪さん。今、何をしているだろう。また私の髪の毛を切って欲しい。お喋りがしたい。ちっとも変われずに大人になってしまった私を笑い飛ばして欲しい。「楽しい」と言ってくれたら天まで上る気持ちなのに。凪さん。

                あれからどの美容室に行っても、特定の人に切ってもらおうという気が起こらない。美容室難民というやつだ。私の指名する美容師さんは、たぶんこれから先もずっと、凪さんだけなんだろうと思う。
                | ただの文 | 01:48 | comments(0) | - |
                星が見たい
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                  こんばんは!もしくはこんばんは!あきです。ジュテーム?コンビニのおにぎりで何が一番好き?って聞かれたから「大葉みそ」って答えたら「?」みたいな空気になったのでこの世のコンビニ全部がアズナスになったらいいのになーと思いました。嘘です思いません。思いませんし全員死ね。今日は友達と3人で占い師さんの所に占われに行ってきました。すっげー前から「占い行きたい」って友達が言ってて、実際日にちを決めたはいいけど占い師さん休みだったり何やかんやタイミングが合わず、4ヶ月ほどごにょついて、今日やっと行くことが出来ました。とは言え、あたしは雑誌の占いもロクに見ず、「朝のTVの占いって胸糞悪くなりますよね」「えっ…にこにこしながら胸糞悪いとか言うんやめてや…心臓に悪いわ…」と、低血圧で毎朝アンニュイな職場の先輩を無駄に戸惑わせたりしていたんですが、まあ…別に…嫌いなわけじゃないぜ?占い…みたいな。みたいなね?!所詮ロマンティック丸出しなうお座のA型!みたいなね?!というわけで占ってもらったんですが、まー全体的にロクなこと言われなかったよね。おっさんもしくはクソジジイ、又の名をゆきさん(38)でお馴染みの恋人との相性は100点満点中38点、この人は運命の相手ではありません(暗黒微笑)みたいなことを言われたのですごく楽しかったです。友達(子持ち)は「旦那に内緒で貯金しろ」、もう一人の友達(自称干物)は「男見る目無さ杉ワロタ」とズバリスッパリマエダノビバリ的鋭さで言葉のビンタをかまされていました。その後友達んちでパエリアやらローストビーフやらアイスクリームやらを貪りつつ「あんた男を見る目無いとかうひゃひゃひゃひゃwwwww当たってますねwwwww」「あきこそ、付き合う相手は皆段々あなたのことがわからなくなりますとか言われてたやんけ!!」「実際うちもあきのことよーわからんようなることあんで!アハハ!」「な…っ?!」みたいな感じで色々貪りつつ夜は更け。さあ帰ろうかーっつーとこで泥酔したゆきさん(運命の相手ではない)から連絡があり、呼ばれたので行ってみたらゆきさんの昔からお世話になっているという職場の先輩がいらっしゃり、「ゲハハハハ!着いてこーい!!」と回らない寿司屋に連れていかれたはいいけど全員お腹がいっぱいなので寿司は一切食べずおやっさん厳選刺身の盛り合わせと冷酒を酔っ払い親父どものクダ巻きを肴にしながら片付け、もうどうしようもないレベルになっているゆきさん(お前がわからへん、とは付き合い始めから既に漏らしていた)を家まで連れて帰り布団に転がして、あたしはきちんとお風呂に入って就寝。以上がマイ7月15日でした。長い割にオチはありません。おやすみなさい
                  | ただの文 | 23:35 | comments(2) | - |
                  人生は大きく4つに分けられてだな
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                    小野ほりでいさんオモコロでの記事がどえらい好きで、というか小野ほりでいさんが大好きで、ギャ!面白そう!あたしもやってみたい!と思い、無印良品梅田ロフト店に走った初夏の日からだいぶ経ったので「あたしは死ぬべきだなあ」と思います。帳面買っただけで満足なんかーい!ズザザーッッ!!先日不注意で出来たふくらはぎの痣が妙に疼く日々です。皆さまお元気ですか!!!あたしは!!!まあまあです!!!(I am so-so!!!)

                    というわけで真夜中のテンションで40本一気に書き上げ、死んだように眠ったのが昨日の話です。そして今日、一生懸命スキャンして、皆さまにご覧いただけるX-DAYがやってまいりました。何かよくわからんなーと思いながらスキャンしたのでサイズも線の濃さもガッタガタです。夜中に描いたので夜中に見るのがいいかと思います。というか夜中だからこそかろうじて見られる漫画です。おっぱいとうんことぬるいエロが満載です。あと同性愛ネタもあります。有名漫画のパロディもあります。おk、という方は続きを読んでください。嘘です。読まないでください。誰も見ないでください。お願い、見ないで…


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                    | 絵付き文 | 04:34 | comments(0) | - |
                    あれもこれも今は昔
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                      生まれて初めての「愛の告白」の思い出。それは私が小学生6年生のときだった。相手はクラスメイトの坪内くん。別に特別仲良くはなかった。坪内くんはどちらかと言うと引っ込み思案な性格で、女の子に自分から進んで話し掛けることは少なかった。でも、穏やかで優しい性格だったので、やんちゃな男の子のいじられ役になることは多かったように思う。

                      私の通っていた小学校では、毎年秋頃、学年別に合唱と合奏を1曲ずつ、あとは教師たちやPTAの方々のバンド演奏など、学校中の人たちが音楽を奏で楽しむ、音楽会というそのままのネーミングの行事があった。最高学年の6年生がフィナーレを飾り、アンコールが湧き、合奏をもう1度披露する、という流れは毎年恒例となっていた。中でも、6年生の合奏の木琴パートはテンポの速い曲を彩る花形の楽器で、私は下級生の頃から、6年生になったら絶対に木琴をやりたい!かっこいい!と猛烈に憧れていた。そして遂にやってきた最後の音楽会の合奏パート決めの日。木琴は4人の枠に10人ほど希望者が出たにも関わらず、私は見事ジャンケンに勝ち、念願の木琴パートの座を手に入れた。私たちの代の合奏は「剣の舞」だった。とてもかっこいい曲で、私は狂喜乱舞した。木琴の真骨頂や!と言わんばかりである。

                      そうしてパート決めが終わり、合奏練習が始まった。音楽の授業中と、放課後にも練習の時間が与えられた。私は楽譜を一生懸命読み、ものすごいテンポで木琴を叩いては、本番を妄想して悦に入っていた。楽しくて楽しくて仕方無かった。同じ木琴や、近くの鉄琴、オルガンパートの友達と、放課後になったら毎日音楽室に出向き、木琴を叩いていた。

                      事件は音楽会の本番が迫りくる秋の日のことだった。私はいつも通り、友達と音楽室で木琴の練習をしていた。すると、クラスの子たちが何人か音楽室に入ってきた。私は他のパートの練習だろうと思い、特に気にも留めず木琴を叩いていた。木琴に夢中だった。木琴以外何もいらないわ、という勢いで木琴木琴していた。ところが、何やら様子がおかしいのだ。彼らはこちらを見ながら何か話している。うっすらと耳に入る「あっきー」という単語。え?あたし?あたしの話しゆう?何で?彼らはクラスでも目立つ男女が集まったグループで、普段は別にそんなに仲良くもない面々の集まりだったので、何故自分の名前が彼らの会話の中に出てくるのかがわからず、私は木琴を叩く手を止めた。友達が心配そうに私を見ている。

                      「あっきー、ちょっとえい?」

                      ある女の子が私のそばに来た。

                      「うん。なに?」
                      「あのねぇ、うっちーが用事あるらしいがちや」

                      うっちーというのは坪内くんのあだ名だ。見ると、坪内くんが彼らの後ろでうつむき加減に立っていた。隣には当時私が好きだった宮野くんという男の子もいる。なに?何やろう。あたしうっちーとあんまり話したこと無いのに。なんか、嫌な空気。いやぁなことが起きる予感。私は警戒心でいっぱいの顔つきをしていただろう。

                      「ほらぁうっちー、あっきー聞いてくれると!」
                      「はよう言いや!」
                      「頑張れ!」

                      宮野くんを含めた男女6人ほどで、うっちーを無理矢理前に出す。うっちーは相変わらず目を伏せたまま、こちらを見ようともしない。私は段々苛立ってきてしまった。言いたいことがあるならとっとと言えや。しかし、そんなことは言えるはずもなく…。段々重さを増す場の空気に、取り巻きの奴らが雑音を差し込む。

                      「うっちー!頑張れ!」
                      「いけー!うっちー!」

                      私は不快感を拭えなくて、我慢出来ずに坪内くんから目を逸らした。どういう顔をして彼を見ればいいのかわからなくなったのだ。目線の先には鉄琴のスティックを握る友達の手が見える。どうしていいかわからず立ち尽くしている友達。何だこれ?何でこんなことになった?さっきまで、みんな笑ってて、木琴叩いてて、楽しかったのに…


                      タタタターン

                      タタタターン


                      突然オルガンの音が響いてきた。
                      結婚行進曲だった。


                      「うっちー、ほら、言えー!」

                      宮野くんだ。宮野くんが弾いている。周りの女の子たちが、「やめやー」と言いながらくすくす笑う声が聞こえた。


                      は?

                      なに?

                      なにこれ?


                      何でこんな目に遭わないかんがやろう。何でこんなことされないかんがやろう。むかつく。悔しい。気持ち悪い。ふざけなや。ありえん。腹立つ。何なが?もう嫌や。嫌い。いやや。大嫌い。死ね。大ッ嫌い。消えろ。


                      タタタターン

                      タタタターン


                      「…何なが…」
                      「え…っ」
                      「やめてやぁ…、う、ぅ…っ」

                      私は我慢の限界を迎えた。悔しさと惨めさと頭がぐらぐらするくらいの怒りが思考回路を支配し、涙が溢れて止まらなくなった。そこから先のことはあまり覚えていない。坪内くんが音楽室を出ていき、それに続いて他の子たちが出ていった。宮野くんが「何で言わんがようっちー」と独り言のように呟いて、それがいつまでも耳に残った。坪内くんの言葉は何ひとつ聞けずに終わった。顔もきちんと見れていない。友達が私の背中をさすり、水筒のお茶を分けてくれながら、「気にしなやね、あっきー」「何ながやろうね、うっちー何にも言わんかったやん」「宮野くんらぁ絶対面白がっちゅうだけでねえ、むかつくねえ」と口々に慰めの言葉をかけてくれた。帰りにまた彼らと会わないように、友達のひとりが靴箱に彼らの靴が残っていないか見に行ってくれた後、みんなで並んで帰った。心遣いがありがたくて、何回も「ありがとう」「ごめんよ」と繰り返しながら歩いた。家に帰って母の前でまた泣いた。母は「うっちー可哀想にねえ」と言ってけらけら笑っていて、「おかあさんはうっち
                      ーの味方ながや」とふてくされたのを覚えている。今ならその言葉の意味がよくわかるのに。

                      次の日の朝、重たい気分で登校するなり、例のグループの男の子のひとりだった鍋島くんという男の子に呼び出され、図書室の前まで連れていかれた。

                      「昨日、ごめんで」
                      「…かまんよ」
                      「大体わかっちゅうかもしれんけど、うっちーが、あっきーのこと好きながやと」
                      「………」
                      「やき、昨日はうっちーに告白さそうと思ってあっきーのところ行ったがって」
                      「……そういうのって、強制するもんやないがやないが?」
                      「…そうやねえ」
                      「…あと、こうやって人づてに色々言うもんでもないと思う」
                      「そうやね」
                      「あたしうっちーから何ちゃあ聞いてないき、何ちゃあ信じられん」
                      「…うん、そうでね。でも、ほんまに好きながやって」
                      「……」
                      「あっきーは今他に好きな人おる?」
                      「…微妙やけど、一応」
                      「うっちーと付き合うとか、そういうのせんでねぇ」
                      「…せん」
                      「そうかぁ…」
                      「うん…ごめんやけど」
                      「…何か変な感じになってしもうたけど、うっちーのこと嫌いにならんとってよ」
                      「……」
                      「恥ずかしがりやし、あっきーが泣いてしもうたの自分のせいやと思って、言えんかったがやと思うき」
                      「………うん」

                      そういえば鍋島くんはうっちーと仲良しやもんな…仲良しなら仲良しの子を晒し者みたいにしなやね…と思いつつ、普段はふざけてばかりの鍋島くんが真剣な顔で話してくるので何やら気持ちが和んで、まあいいか…と思えた。ちなみに鍋島くんとはそれ以後何となく打ち解け、るろうに剣心の話などで盛り上がったりして地味に仲良くなった。

                      そちらが人づてに来るならこちらも、と思い、鍋島くんに「うっちーに、あのときは泣いてごめん、好きになってくれてありがとう、って伝えて」と鍋島くんに頼んだ。教室に戻れば本人がいるのに変な話だ。でもこれが恐らく、あのときの私の、あのときのうっちーの、精一杯だったのだろう。

                      しかしその後、うっちーが私に改めてきちんと告白をしてくることは無く、これといって特に仲良くなるわけでもなく、思わぬ形で練習の邪魔をされた音楽会での演奏も無事に終わり、秋が過ぎ、冬が過ぎ、春が来て、私たちは小学校を卒業した。私もうっちーも鍋島くんもエスカレーター式に地元の中学校に入学したが、クラスも分かれ、同級生の数も増え、小学校での思い出は日に日に薄れ、日々に埋もれていった。

                      私は未だにうっちーが本当に私のことを好きだったのかどうかがわからない。本人から直接伝えられない恋心というのはこんなに疑わしいものなのかと驚く。

                      それでも私は、あの日のことを忘れずにいる。きちんと覚えている。木琴を見るたび、剣の舞を聴くたび、結婚行進曲を耳にするたび。今、彼はどこで何をしているのだろう。私を好きだったというのが本当なら、また会ったときにでも、「あのときはね、」と、きちんと告白してほしいものである。今度は泣かず怒らずにきちんと聞こうではないか。

                      余談だが、あのときの取り巻きグループにいた女の子のひとりと高校進学後急激に仲良くなり、今では帰省する度に会っては地元のファミレスに居座り「誰々ちゃんが子を産んで」「誰々はニートで」「誰々と誰々が結婚して」みたいなジモトークに花を咲かせている。そんな彼女にあのときのことを覚えているか訊いてみた。

                      「あはははは!あれうちら絶対振られると思っちょったけど面白かったき言わんかった!うっちーあの後、お前らに言うたのがそもそもの間違いやったー!って半泣きやったでー!!」


                      うん、うっちー、気付くの遅い。
                      | ただの文 | 23:03 | comments(2) | - |
                      動いて喋る君が見たいのさ
                      0
                        おはようお前ら!朝ですよ!朝帰りのあきさんが寝呆け眼のお前らの耳の穴に綿棒を突き刺している気分でブログを書いています!起きろクソ野郎!!

                        さて、昨夜は友人サトミさんと京都メトロというクラブで行われているアニソンまみれのイベント、その名もアニメトロに行ってきました。サトミさんはプリキュアのゴムを手首に付け、あたしは秋葉原行ったとき買った「萌」という字の入ったTシャツを着、各々が「アニメトロ感」というぼんやりした概念を追いつつ、アニソンに溺れ、踊り狂うイベントであります。

                        しかしあたしの中の最新作はけいおん!(1期)です。あとはマクロスFとか、らき☆すたとか…ハルヒとか…?わかるの…。あとはもうだいぶ前のやつ…。デュラララ!とか、とある何ちゃらレールガンとか、化物語とかWORKING!とかとにかく最近のやつはまじで全然わからなんだ。なので大丈夫かな…と心配だったのですが、サトミさんが「音楽に国境は無い!」と高らかに言ってくださったので大丈夫でした!(?)しかしまー自分が知ってるアニソンが流れたときはもんのすんごくテンションが上がりますな!!フヮフヮフゥ↑↑あとはたまに流れるJ-POPがむちゃくちゃ楽しかった。モー娘!!J-POP縛りのイベントとかあったら絶対楽しい。個人的な要望としてはセーラームーンとかレイアースとかちょっと昔の少女系と、ジャンプ系のアニメの曲もっと聴きたかった!ていうかるろ剣!るろ剣です!!るろ剣つーか左之助です!一発野郎かけてください!ぬほふぅ!(二重の極みで全身骨折)

                        印象に残ったのは「すもももももも」の曲がかかったときのどえらい盛り上がり様…!!すもももももも観たことないけど人気なのねーと感心しました。それからヲタ芸を披露してらした方々の動きのキレが半端無かったです。人数が多ければ多いほど迫力がありました。情熱をダンスに込めてFOR YOUって感じでした。というかあの場にいた人みんなキャラ濃すぎ。現役で原液。放課後ティータイムやら綾波やらアスカやらのコスプレした方々が踊り狂う姿もちらほら。イイもん見せてもらいやした!

                        そんな感じで堪能し、「帰りましょうか…」と5時過ぎに会場を出て、汗と煙草の煙にまみれたベタベタドロドロボディでふらふら家路につきました。しかし会場ではまだまだ終わる気配ナッスィン!!「アニメトロ新記録作りましょう!!」とか言ってた。元気ってレベルじゃねーぞ!

                        いや本当、エネルギッシュでパワフルな夜でありました。凄まじい盛り上がりのイベントだった。楽しかった!二次元サイコー!!(^Q^)/
                        | ただの文 | 06:44 | comments(2) | - |
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